ヤサフェス

クソみたいな感想を書いたり書かなかったりします

ダイナゼノン最終回について

みんなお元気?野菜畑ヤサ〜

今回はダイナゼノン最終回の感想について書きたいと思います。ネタバレあるから気をつけてな

 

f:id:yasaipressing:20210619205725j:image

かっこいいねダイナゼノン…

 

さて本題に入りましょう。SSSS.GRIDMANから始まるGRIDMAN UNIVERSE第2弾となるこの作品ですが、前作が世界の大きな謎や敵に立ち向かう壮大なテーマだとしたら今作は人間の悩み、言い方は良くないですが人によっては「そんなことで…」と言いたくなるかもしれないようなものが今作のメインテーマだと思っています。蓬くんたち4人にガウマさんという外的要因が入り込むことで大きく変わっていくと言った感じだと思っています。

 

最終回ですが怪獣全滅したわ〜と思いきや怪獣優生思想の1人、シズムが実は内に隠していた怪獣の種を使い…と言った感じでまさにラスボスとの戦いが前半でした。ガウマさんは瀕死だし1人何とか立ち向かうグリッドナイトもやられて最大のピンチに陥りますが、そこでも蓬くん達は自分たちがやる必要は無いのに怪獣という大きな困難に立ち向かっていくところが彼らの成長を感じられて良かったなぁと思います。9話から参戦したゴルドバーンも短いながら最後までちせちゃんの最高の友達として頑張ってくれていて嬉しかったです。ガウマさんも自分の命が復活した現代でのうのうと生きるためのものでは無いとして蓬くんたち4人のこれからのために使おうとするところも彼の善性がダダ漏れで良かったですね。f:id:yasaipressing:20210619210454p:image

顔の割に人が良すぎるだろ…

 

ラスボスことガギュラに取り込まれた優生思想連中とガウマ隊との全力のやり取りもカッコよかったですね。暦先輩がめちゃくちゃ口悪くなるのたまんねえよ…ジュウガさんは裏切られてよりガウマさんが好きになったとか言い始めるし…終始感想で偽オーイシ呼ばわりされてたしな…3人がヒートアップする中だんまりを決め込むシズムくんが印象的でした。彼としては他の3人のことも理解できなかったのかもしれませんね…

 

話は飛びますが後半の蓬くんが夢芽ちゃんの手を取ろうとした瞬間にシズムくんとのやり取りが入り込むシーン、シズムくんはなぜ不自由を選ぶのか分からないと言っていましたね。そこに蓬くんはかけがえのない不自由を手にしていくんだよと返すわけです。今となっては「かけがえのない不自由」という言葉がまたこの作品を表しているような気がします。不自由だからこそもがいてきた蓬くん達4人が何よりもそれを証明していると感じているからです。自由は大事だし欲しいけどなんでも自由になるのも逆に不自由だよな〜と思いながら見ていました。そもそもシズムくんが理の外にいるという「怪獣」になった時点でもう答えは出ていたのかもしれませんけどね。分からないことが正解なものもあるんでしょう。

 

そして最後の最後での夢芽ちゃんと蓬くんとのやり取り、彼らにはガウマさんの頬のものと同じ傷ができますが10話で暦先輩にも付いていた傷も合わせて4人で「SSSS」を回収してくるとは思いませんでした。今作は人の心をメインに据えたからこそ傷という形で表現したのかもしれませんね。f:id:yasaipressing:20210619212213j:image

それはそれとしてよもゆめで締めてくれたの最高すぎるだろ…蓬くんのお母ちゃん!夢芽ちゃんのお母さん!お子さんのご結婚おめでとうございます!

 

最後に

コロナ禍で放送延期され今年にずれ込んだ訳ですがむしろこのタイミングで放送してくれてよかったと思います。ウルトラマンZもやっていたのでロスが同時攻撃してきて私が死んでしまうからです。

何度も言いますが今作は等身大の人間を描いた作品だと思っています。そしてシズムくんとのやり取りでもあったように自ら不自由を選んでいく。不自由を取ることが日常を生きる上で幸せを運んで来てくれることもあるのかもしれませんね。あと私はよもゆめ優生思想です。

とても長くなりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました。続編もあるっぽいしまた彼らに会えると嬉しいですね。それでは