またぞろ。 について
また会ったな!野菜畑だぜ!ツナ缶を貪り食いたいと思う今日この頃…
さて今回は「またぞろ。」という作品についてお話します
リンクを貼ったって事はな、買えって事なんだよ
それはそれとして、内容は高校留年をキメたトガリまくりの高校1年(2回目)の主人公、穂波殊が同じく留年をキメた六角巴と広幡詩季、そして留年候補生の阿野楓とウンチャラするお話です。読んだらええねんな
感想としては主人公の殊はネガティブなのですが、何よりも新鮮なのは周りとの出会いを通じて何一つ成長しないところだと思いました。いつまでたっても人と話せばすぐ謝るし自分を否定することに関してはプロ中のプロという人間なのです。ちなみに巴と詩季は色んな事情があって留年せざるを得なかったのですが、殊はシンプルに朝起きれなかったからなんですね。可愛いね…あとイカ腹らしいです。下腹部がポコっとしてるのかな…可愛いね…
しかも何ひとつとして自分で出来ないんですね。朝も同級生である詩季に電話をかけてもらって起きるという始末。1巻終盤では殊の幼なじみが出てくるのですが、その幼なじみもヤバみ全開で野菜畑狂っちゃう!
さてここまでだと殊に対する悪口ですが、進まないからこその良さもあったりすると思うのです。前に進むことだけが正解ではないんじゃないでしょうか。ずっとは立ち止まれないけど、そういう時間があったっていいと思うのです。大体は成長するもんですが、こういう成長しない主人公もいたっていいよなぁと言うのがこの作品を読んだ感想です。読めよ
私自身、家族と暮らす中で自分ひとりじゃ何も出来ないなぁと思いますし、みなさんもそういう事を考える時があるのではないでしょうか。殊のような人も実際にいるでしょうしそれはきっと誰しもが持っているものなんだと思います。ただ度合いが違うだけで。でもその度合いはどうしようもできないし、それが元に自己嫌悪で潰れてしまう人もいるんでしょう。でも悪いことではないと思います。生きるってそういうことだろ…
最後に
長くなっちった…面白いよこの作品…生々しいもん…殊周りが…
読む人の今の状況や過去によっては大ダメージを受ける作品ですがその痛みが気持ちよくしてくれるでしょう。
果たして殊は幸せになれるのか。昔のような笑顔を見せてくれる日は来るのか。そんな日が来てくれることを信じています。
長くなりましたがお付き合いいただきありがとうございました